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ゲームは世界を救えるか?

03 22, 2010

ゲームは世界を救えるか?

ゲームデザイナーのJane McGonigalさんのスピーチ(英語)がとてもよかったので掲載させてもらいます。

最近ゲームといえばmixiアプリやFacebookでのソーシャルゲームがフォーカスされていますが、そういった新しいゲームも含めて私達がゲームに接する機会もより多くなってきているのではないでしょうか?
「ゲームは子供のやるものだ」と言われた時代もありましたが、人間は太古の昔からゲームに親しみそして今もなおゲームをやり続けています。

ゲームが持つ魅力をJane McGonigalさんは今世界にある問題解決のツールとして利用できないか?という事を提案しています。



スピーチの内容を要約して掲載します。


・私は10年間ゲームの仕事をしてきました。そして次の10年に達成したいゴールはオンラインゲームで世界を救うように、現実の世界を救うようにすることです。

・”我々はオンラインゲームを週に30億時間やっている”という調査を聞いて、無駄な時間をついやしている思われるかもしれないが、我々の調査では”貧困や気候変動などから世界を救うには10年後には週に210億時間オンラインゲームをする必要がある”という結果をだした。
・これはゲームをするときに得られる「epic win」を獲得することで説明できる。
・「epic win」とはそれを手に入れるまでは創造も出来きないものである。創造の限界を超えるようなものであるとも言え、それを手にしたときには自分にこんな事ができるのか!という驚きと喜びを味わえるものである。
・そしてこの「epic win」を、現実に起きている世界の問題を解決する時に必要としているのである。

・ゲーマーと呼ばれる多くの人たちは「ゲームのように現実ではうまくいかない」と思っている。
・ただゲームの中では”最高の自分”でいられるし、仲間とも協力し合えるし、1つの問題に失敗してもあきらめずに挑戦し続けることができるが、現実で失敗すると「もうダメだ」という気持ちになってしまう。ゲームの中ではそんな気持ちにはならないのに!

・”World of Warcraft”(注:有名なオンラインゲーム)は問題解決には最高の環境である。そして、私はこのようなオンラインゲームで「epic win」を作り出す3つの特徴を発見した。
・1つ目は、意味のあるミッションが与えられることだ。
・このミッションは何でもよいというわけではなく、とても具体的であなたのレベルにあった解決可能なミッションである。
・そしてこのミッションは意味のないものではなく、達成されるべき意味をもったものである。
・2つ目は、あなたに協力する多くの仲間が存在することだ。
・3つ目は、「なぜあなたが存在するのか?」「あなたは何をするべきなのか?」のような質問に答える 壮大な物語があるということだ。

・”World of Warcraft”ようなオンラインゲームの問題は、現実では得られない「epic win」を獲得するためにオンライン上で多くの時間を費やすことにある。
・”World of Warcraft”ではこれまで トータルで593万年の時間 ゲームされている。
・593万年前は人間の祖先が始めて2足歩行を開始した時だ。
・視点をかえてみると、人間の進化にかかった時間に相当する時間をゲームで使っており、このゲームの時間をつかえば2足歩行を始めたサルから今人間が出来ることまでの進化を成し遂げうるということである。

・カーネギーメロン大学の調査によれば、ゲームの文化が強い国で21歳までにするゲームの平均時間は 10,000時間である。
・そして10,000時間という時間は2つの点で面白い数字である。
・1つ目は、アメリカで5年生から高校卒業までの授業時間が 10,080時間である。
・学校で習うために必要な時間と、ゲームをする時間が同じなのだ。
・2つ目は、「天才! 成功する人々の法則 」という有名な本の中で指摘されている、「人間が成功するには10,000時間が必要だ」とう理論と同じ時間であるということだ。
・これは認知リサーチによって証明されているもので、もし我々が21歳までに 10,000時間 何かを達成するために継続的に努力すれば、それについての達人になれるというものだ。
・という事は、多くのゲーマーはゲームの達人であるということが言える。

・では、ゲーマーは具体的にゲームの何について達人なのか?
・この質問に答えることができれば、膨大な人財の有効活用が可能になるのだ。
・ゲーマーの人口はインドや中国、ブラジルなどのオンライン環境が整うことによって次の10年でさらに10万人増加すると考えられる。

・次の4つがゲーマーが得意としていることではないか、というのが私の考えである。
「urgent optimism」(緊急的楽観主義)
・これは、非常に密度の濃いモチベーションのようなものである。ある問題に対してすぐに行動したいという欲求とそれを解決できるという信念の合わさったものである。
・ゲーマーはいつも「epic win」を獲得することが出来ると思っているし、今、獲得したいと思っている。

「social fabric」(社会的な編物)
・ある調査によるとゲームを誰かと一緒にすると、ゲームが終わったあとのほうがその人のことをよく思っているという。たとえ、相手を散々に打ち負かした後でもである。
・なぜならゲームを一緒にするというのは、ある種の”信頼”が必要だからである。同じルール・ゴールでゲームし、同じ時間を過ごすということは、その人に対しての信頼がないと出来ないのである。
・その結果、より強固なソーシャル関係を築けるのである。

「blissful productivity」(至福の生産性)
・なぜあなたが”World of Warcraft”を週に22時間もゲームされているかというと、ゲームをしている時にはリラックスしている時などに比べて楽しいと感じているからである。
・人間は最適な仕事を与えられれば、よりよく仕事をし充実感を得られるのである。

「epic missions」(壮大なミッション)
・ゲーマーは壮大な宇宙規模のミッションが大好きである。

・この4つをあわせると、ゲーマーは 「前向きな希望とものすごい能力を持った個人」といえると思う。
・問題は彼らが、問題解決できるのがゲームの中だけであって、現実の問題は無理だと思っていることだ。
・経済学者で "Edward Castronova" という人がいます。かれは「なぜ人が時間と情熱とお金をオンラインの世界に費やしているのか」という事を調べました。
・ゲーマーは現実の世界よりもバーチャルの正解でより時間を使っていた。なぜならバーチャルでは現実より多くのことが達成できるからだ。
・私はこの考えに賛成で、現実世界をもっとゲームのように出来ればと考えている。

・古代リディアでは国が混乱している時に、サイコロゲームで解決を図った。
・1日は食事をべ、次の日はサイコロゲームをする。
・ゲームをする日は食べ物がないのだが、ゲームに夢中になることでその問題を回避した。
・そして驚くべきことに、この方法で18年間やり通せたのだ。

・私はゲームを現実の世界の苦しみから逃れるものとしたい。

・ただ、現実の困難から逃れて終わりではない。
・リディアでは国の状態がよくならなかったので、最後のゲームをすることにした。それは、国を2つにわけゲームをし、負けたほうがリディアを去って新しいところで生活するというものだ。
・最近の調査ではローマ帝国を築いた人種にはリディアのDNAが発見されたという。
・もしかしたらこの壮大な話が本当かもしれないのだ。

・我々はすでに16年間”World of Warcraft”をしている。
・我々にも現実の問題をゲームによって解決する準備は出来ているはずだ。
・「でもどうやって?」と質問する人がいるかもしれない。 それはまさしく、私が今取り組んでいる事なのだ。ここでは3つのゲームを紹介する。

・「World Without Oil」
・これは 現実でガソリンがなくなったという想定で、そしてゲーマーはホントにそれがおこっているという認識でゲームをしている。
・そしてあなたはガソリンがない状態でどのように生活するかを考えなければいけない。

・「superstrct」
・これはスパーコンピュータが環境問題によって人間が地球にいれるのは後23年という計算をした。ゲーマーはそれぞれの役割で地球を救うための方法を考え出す。

・「evoke」
・アフリカの大学で世界を救う色々なスキルを習得することによって、証明書を受け取ることができる。
・是非若い人たちに(特に発展途上の国の)このゲームをやって欲しいと思っている。

・次は何が起こるか?
・ゲーマーは現実でおこっている問題を解決するために必要な人財である。先にあげた4つの特徴を生かすことによって実際に世界を救うことが出来ればと思っている。



ゲームでのミッション解決能力があるのだから現実の問題も解決できるのではないか。という事がすでに壮大な物語であるような気もしますが、彼女のプレゼンを聞いていると「なるほど、できそうかも」という気もしてきます。

ただ、私も感じているのはどんどんゲームと現実の世界の融合が始まっているということです。
ARG (Alternate Reality Game(代替現実ゲーム))というゲームが盛んになってきていますし、リアル脱出ゲームなども人気を博しています。

今後どのようなゲームが出てくるか分かりませんが、インターネット・モバイルの技術やその他の技術の発展と共にJane McGonigalさんが言うような事が起きるのかもしれません。

そして、個人でWebサービスを作っている人にとってもただ単にソーシャルゲームという分野に注目するのではなく、
「ソーシャル+リアリティ」という発想でゲームをつくると面白いかもしれません。
すでに位置情報というリアルがゲーム要素として認知されていますが、それ以外のリアルな部分は何かあるでしょうか?

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