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ベンチャーにスティーブ・ジョブズは必要か?

12 12, 2009

ベンチャーにスティーブ・ジョブズは必要か?

今世紀でもっとも優れた経営者のうちの一人、アップルのスティーブ・ジョブズのすごさは多くの人が認めるところです。
彼の「デザイン」へのこだわりとセンス、マーケティング能力、プレゼンテーションのすばらしさ、などなど挙げるときりがありません。

Does every startup need a Steve Jobs?では、ベンチャー企業はスティーブ・ジョブズのような経営者が必要なのか?について考察してます。
なかなか興味深い内容でした。

*スティーブ・ジョブズといえば、このスピーチも有名ですね。(stay hungry, stay foolish)
見たことがない方は是非! 人生を変える15分になるかも知れません。




ジョブズはAppleで本当は何をやっているのか?
先日、Appleのすばらしいデザイン重視の文化と、それをベンチャーに取り入れる事について話し合った。
そこでは、製品に対する美学と使いやすさに神がかったセンスを持つジョブズのような役割を持つのは、ほとんどベンチャーでは不可能という事が分かった。

しかし、Appleはハードウェアやソフトウェアなど多種多様な製品を扱っていて、ジョブズがそれらすべての製品に関して関わる事はできないし、3500人の従業員のマネージメントもしなければならない。
だとすると、あのApple文化を創るためにジョブズは何をしているのか?
そして、ベンチャーはApple文化を作れるのか?

IDEOの製品フレームワーク - 望まれるもの、機能性、実現性
本題に入る前にIDEOの新しい製品へ考え方についてお話しする。(このPDF資料を参考にしている

すべての製品は最終的には「望まれるもの」(Desirability)「機能性」(Feasibility)「実現性」(Viability)の混ざり合った所から生まれる。
そして、IDEOは新しい製品を作る時は「望まれるもの」に重点を置く。
つまり、どのようにして明確な価値のあるコンセプトを持った人々を魅了する製品を作るかを考えて、それを満たす技術やそれに伴うビジネスゴールを考える。
ほとんどのフォーチュン500の企業はこれを実行できていない。(だからIDEOが必要とされるのだが)

上記PDFからの図
ideohcdtoolkitcompletef.jpg

この図は、これらの要素はビジネス機能に置き換えられるという事を示している。
・実現性 = ビジネス フォーカス(マーケティング、会計など)
・機能性 = エンジニア フォーカス(技術、アジャイルソフトウェア開発など)
・望まれるもの = デザイン フォーカス(ユーザ、美学など)


1.ビジネス フォーカス製品視点:
ビジネスにフォーカスされた製品にとっては、以下の項目が重要となる

・話題のマーケット
・お金を稼ぐ
・未来への投資
・流通
・メトリック

ビジネスにフォーカスのベンチャーではまずマーケットを読み、そのマーケットに適した製品を考える。
例えば「ソーシャルゲームのZyngaがアツイなー。よし、ソーシャルゲームを作ろう!」と考える。

あと、「企業的思考」(MBAやビジネスプラン大会などを含む)も基本的にはビジネスフォーカスになると思う。
一番重要な項目がユーザエクスペリエンスではなく、ビジネス周りの分析になりがちである。
彼らの議論ではファイナンシャルメトリックスとマーケットサイズの話がほとんどを占める。
(ブルーオーシャン戦略や”キャズムを超える”話など)

2.エンジニア フォーカス製品視点:
技術にフォーカスされた製品にとっては、以下の項目が重要となる

・開発言語や開発スタック
・最新のかっこいい技術
・開発プロセス(アジャイルソフトウェアやウォーターフォールなど)

エンジニア フォーカスのベンチャーでは「BitTorrentいいなー。BitTorrent使ってどうやってビジネスをつくろうか。」というような考え方をする。

アジャイルのような開発プロセスも項目に追加したい。
なぜなら開発プロセスもどのように製品を作るかを考えた時に、第一の項目として考えられやすいからだ。

エコシステム(例えばRailsなどの独特の文化を持ったもの)やフレームワーク(例えばLean Startups(以前この記事で紹介))もこの領域に入る。

3.デザイン フォーカス製品視点:
デザインにフォーカスされた製品にとっては、以下の項目が重要となる

・コンテキスト、カルチャー、目標
・カスタマーゴール、ユーザエクスペリエンス
・デザイン的な美しさと使いやすさ

最初に考えることは「病気の人が病院でひどい体験をした。どうしたら改善できるか?」
初期段階でやることは「利用者のリサーチ」「利用者の目的を見つけること」そして「多くの製品コンセプトを見つけるための迅速なプロトタイピング」である。

Appleのデザイン重視の文化やIDEOのデザイン思考がこの領域に入る。


ビジネス ゴールとエンジニア ゴールがどのように製品の「望まれるもの」をダメにするか
これまでを読んで、たぶん自分がどの視点をより重視しているかを考えたのではないか。
そして、一般的にはこの3つのゴールの順位付けはどのような製品を作るかという指標になる。

ユーザに望まれる製品を作る事を重視する側にいると、ビジネス重視の人やエンジニアからたくさんの批判がくる。
・ビジュアル/デザインにかけるお金は高すぎる
・製品を洗練させていくプロセスは遅すぎる
・この製品をつくるのに技術的な面白さがない
・一週間でつくれるようにもう一度デザインしてくれない?
・ターゲットユーザはいいけど、もっとインパクトがあって多くのユーザをカバーできるほうがいい
・Zyngaはこれやってないよ。彼らのやって成功してることをやろうよ
・どうしてそんなにたくさんプロトタイプを作るの?ほとんどが無駄になるんでしょ。遅いしコストがかかるよ。
・もしXをこの製品につけるなら、Yというマーケットに参入することになる
・などなど

どうやって上記の質問に答えるか?
どれもよい質問で、3つの領域のバランスの中で答えを見つけなくてはならないが、何が製品の最も重要なユーザエクスペリエンスに対するコストかを考える必要がある。


話はもどって、ジョブズは何をしているのか?
ジョブズはとても「デザイン フォーカス」の珍しいCEOである、というのが私の仮説だ。
ビジネスと技術の競争の中で常にデザインが勝っている。

彼の役割はデザイナーではなく、デザイン主導者なのである。
つまり、
・製品が”桁外れにすばらしくなければならない”という事を明確にする
・トップデザイナーチームを組み、他の観点を主張する人々から守る役割を担う
・「望まれる製品」のためにお金を使い、技術をそれにあわせることを厭わない
・金融アナリストや業界の専門家などを「製品デザインはとても重要だ」という事に納得させる
事をしているのである。

そしてどんな企業でもこれらは実行可能なのだ。

もちろんジョブズのようにはいかないかもしれないが、どの領域を優先するかという決断はできる。
しかし、ほとんどの企業がそれをしない。
4半期ごとの売り上げの心配や、競合他社の動向、従業員のケアなどでユーザエクスペリエンスからフォーカスがずれてしまう。

もし上記が正しいとすれば、どんな企業でもジョブズになれるのだ。
デザインと求められるものに重点を置き、ビジネスゴールや技術よりも優先する。
デザイン重視のツールを学び、自身の文化を形成し、すばらしい製品ユーザエクスペリエンスを提供する事を始めよう。
これならすぐにでも実行できるだろう。



作ったベンチャーを上手に宣伝する5つの方法の1項目にもあるように、デザインの重要性をあらためて感じました。
Webサービスを作る場合でも、「裏で動いている技術は当然としてデザインを良くしなければいけない」と感じていましたが、ビジネスの世界でもそれが当てはまるようになってきているのでしょうか?

ただ上記のブログではあまりにもデザイン中心主義に偏っている気がします。
たしかにAppleはデザイン中心主義で何よりもデザインを優先させてきたのでしょう。
しかし以下の疑問が残ります。

それがすべてのベンチャーにとってよいことか?

これは、そのベンチャーが何を目指すのかによってくるのだと思います。
「売り上げを伸ばし、会社を大きくする」というのが目標であれば、このデザイン重視ではダメな気がします。
マイクロソフトの手法を模倣すべきでしょう。
市場規模という観点ではマイクロソフトが勝者です。
「今までにない新しい製品・サービスを世に送り出すんだ!(売り上げは少なくても)」というのであれば、デザイン重視で行くのがよさそうです。

繰り返しになりますが、ベンチャーが何を目指すのかによって変わってきます。
どれが正解というものではありません。
もし自分が何を目指すのかがハッキリしているのであれば、上記ブログはよい参考になるのでは何でしょうか。


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